幸せ

2004年11月21日
 雨があがって
 雲間から
 乾麺みたいに真直な
 陽差しがたくさん地上に刺さり
 行手に榛名山が見えたころ
 山路を登るバスの中で見たのだ、虹の足を。
 眼下にひろがる田圃の上に
 虹がそっと足を下ろしたのを!
 野面にすらりと足を置いて
 虹のアーチが軽やかに
 すっくと空に立ったのを!
 その虹の足の底に
 小さな村といくつかの家が
 すっぽりと抱かれて染められていたのだ。
 それなのに
 家から飛び出して虹の足にさわろうとする人影は見えない。
 ―――おーい、君の家が虹の中にあるぞォ
 乗客たちは頬を火照らせ
 野面に立った虹の足に見とれた。
 多分、あれはバスの中の僕らには見えて
 村の人々には見えないのだ。
 そんなこともあるのだろう
 他人には見えて
 自分には見えない幸福の中で
 格別驚きもせず
 幸福に生きていることが―――。

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昔教科書に載ってたよね。
お気に入りの詩です。
当たり前に生きてることに感謝。

でもでも虹は中国では不幸の象徴だそうな。
(確か)
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そろそろ年賀状の準備しなきゃですな。

去年は出してもいない会社の先輩から元旦に!
年賀状がやってきて大変気まずかったので
今年はなんとかしねぇとな。

リカバリー!

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蜂須賀さん、私もリンクさせていただきました☆

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